思春期以降であれば誰でも発症する可能性があるAGA

AGAは思春期以降であれば誰でも発症する可能性があります。いったい何歳くらいからの薄毛をAGAと呼ぶのかは、特に決まっているわけではないのですが、たとえば中学校3年程度でも検査の結果、AGAであると診断されることがないわけではありません。しかし免疫疾患やストレスによる脱毛も考えられるため、専門医の診察を受けることを推奨します。なお、近年AGAの主要な治療薬であるプロペシアは、抗男性ホルモン薬であり未成年への使用は禁忌とされていることから、未成年のうちは処方もしてもらえませんし、個人輸入もおすすめしません。新陳代謝を活発化させ血の巡りを良くすることは、現在進行形のAGAにストップをかけるだけでなく、予防にも役立つのは言うまでもありません。血液の循環を良くするために体を温めることが推奨されますが、血行が悪くなりやすい「足」を温める足湯は効果的です。量販店などでフットバス(足湯)マシンが色々あって迷うかもしれませんが、家にあるバケツや大きめのたらいでも利用可能です。また、お湯に香りの良いバスソルトやハーブオイルなどを入れると癒し効果もあります。男性型脱毛症、略してAGAの医療的な対処法は現在のところ二つに分けられます。よく知られているところでは薬の内服、外用薬の塗布といったお薬が中心の治療で、もうひとつはじかに有効成分を毛根へ注射で与えるという病院の中でなければできない外科的な処置があります。

片方がより優れているというわけではなく、体質、症状、それまでの経過などの要素によって推奨される方法は違いますし、片方を妄信的に続けるのは良くありません。そういうわけで、専門医に自分に適した治療方法を幾つか挙げてもらい、理解したあとで本格的な治療に取り組むほうが効率的です。男性型脱毛症という名前を聞けば、発症するのは男性のみと思いがちですが、実は女性にも症状が表れることがあるのです。AGAが男性の場合なのに対し、女性のケースではFemale Androgenetic Alopecia(女性男性型脱毛症)、FAGAという呼称が使われています。男性との発症の違いは、M字状の生え際の後退などは見られず、毛が細って全体的に薄くなるということのほか、脱毛抑制作用が女性ホルモンにはあるので男性型脱毛症のような進行性のものではないということです。頭皮は髪を支え育てる土台ですが、その地肌は多くの皮脂腺が存在します。分泌が多いと汗や老廃物と混ざって頑固な膜を作ってしまうので、正常な代謝ができなくなって抜け毛やフケの大発生につながります。ですから地肌の清浄さを保つことは地肌と毛髪の元気を取り戻すことに繋がります。すすぎ残りのない洗髪方法は地肌への負担が減ります。また、現在使っているシャンプーの見直しも含め、日々の入浴に正しいスカルプケアを取り入れるというのはAGAの症状改善に役立ち、治療のサポートにもなるはずです。

残念ながら保険がきかないAGA治療ですが、一年に一度、医療費控除を申請して税金の還付を増やすことができます。これは医療費が年間10万円を超えていることが前提ですが、確定申告でその超過分を控除することができます。AGAの診察費、薬代、病院へ行くまでの電車賃などは控除の対象となり得ます。10万円を超えるのはAGAの治療費だけでは無理でも、ひとつの世帯内での医療費の年額がトータルで10万円を超えていれば申告できます。そのほか、薬局で買える消炎鎮痛剤やアレルギー薬なども合算することができます。病院でAGAの治療薬の処方を受けるよりオトクな価格で手に入れる方法があるとすれば、外国からの個人輸入という手があります。病院での診察費用はかかりませんから出費を抑えられるというメリットがあります。ただし日本語は使えません。もし自分で個人輸入するのが不安でしたら、面倒な手続きを代行してくれるサービスを行う業者が最近はかなり普及していますし、手続き一切を頼んでしまいましょう。男性型脱毛症に有効であることが現時点で認識され、国内で流通しているものは、リアップにも入っているミノキシジルと抗男性ホルモン薬のフィナステリドの2種類です。2005年に厚生労働省に承認されたフィナステリドは国内ではMSD社のプロペシアという内服薬が入手可能です。

ミノキシジルは輸入薬のロゲインが有名で、現在は日本でも市販されており、薬剤師のいるところなら薬局でもドラッグストアでも購入可能ですが、抗男性ホルモン剤の一種であるプロペシアは処方箋なしでは買えません。気にされる方は多いようですが、パーマやヘアダイがAGAに直結するなどというのはナンセンスです。正式名称を男性型脱毛症というAGAは、DHT(男性ホルモンの一種)が原因で発症するからです。もっとも、パーマ液や乾燥の熱、ヘアカラーなどが頭皮や毛髪に与えるダメージは少なくないため、毛髪の成長サイクルを歪めて薄毛の生じる要因になっていることは想像にかたくありません。髪へのストレスを和らげるためには、美容院では低刺激性のものを選び、自分で染めるなら温度管理や時間、すすぎなどに従来以上に配慮して行うほうが良いでしょう。AGAの治療には時間がかかり保険も適用されないため、治療費は月毎に分割して考えてもけして安いものではありません。よく使われている薬のうちプロペシアでしたら他社製の後発医薬品が販売され始めたので、そちらを代わりに使うのも負担は確実に減ります。これまでも海外ではジェネリック医薬品がいろいろ販売されていましたが、日本でも2015年以降はファイザー社や沢井製薬からも後発薬が流通するようになりました。ただ、後発品の使用には医師の許可が必要です。